初診でわかった矯正の必要性と費用|娘の歯並びと長い治療への第一歩

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「前歯が生えてこない」と思い歯科を受診したことが、まさか10年にもわたる矯正治療の第一歩になるとは思いませんでした。
本記事では、初診で受けた説明と検査結果、矯正が必要とされた理由、そして想像以上の費用とスケジュールを記録しています。
初診で明かされた歯の状態と矯正の必要性
レントゲンで見えた永久歯の大きさ
初めての矯正相談は、娘が小学校に上がる直前、2月のことでした。
11月に前歯の両脇の乳歯が抜けたものの、なかなか永久歯が生えてこなかったため受診を決めました。
この初診でレントゲンを撮影した結果、永久歯が非常に大きく、生えるスペースが足りないことが判明。
前歯の両脇だけでなく、これから生えてくる他の永久歯にも同じような傾向が見られました。
放置すると八重歯に?医師の見立て
医師からは「放置すると八重歯として生えてくる可能性が高く、後から抜歯矯正が必要になる」と説明されました。
この時点で、私たちは矯正が必要であることを受け入れることになりました。
医師から伝えられた3つの問題点
顎の前後バランスのズレ
上下の顎骨の位置に前後のズレがあり、噛み合わせに問題があると説明されました。
歯と顎のサイズ不一致
永久歯が大きすぎて、娘の顎にはスペースが足りないため、自然な歯並びは難しいとのことでした。
悪習癖による影響
舌を前に出す癖、口呼吸、口が開きっぱなしになる癖があり、下顎の成長に偏りが見られるという指摘もありました。
2回目の観察では歯型を取り、ここからは娘一人で観察室に入るようになりました。
矯正費用と治療スケジュールの全体像
初期費用と一期治療(約4年)
- 初診の検査費用(レントゲン+歯型):約65,000円
- 一期治療の基本料金:550,000円(装置代込み)
- 通院頻度:4〜5週間に1回
- 通院費用:1回あたり5,500円
保定観察期間と二期治療の可能性
- 保定観察期間:約2年(1〜3ヶ月に1回、1回5,500円)
- 二期治療(必要に応じて):約2年
・基本料金:880,000円(装置代込み)
・通院頻度:3〜4週間に1回(1回5,500円)
※対処内容によっては親知らずの抜歯などもあるとの説明も受けました。
治療完了まで10年以上かかる場合も
通算で10年、もしくはそれ以上にわたる治療になる可能性があることを知り、想像以上の長期戦であることを実感しました。
娘の反応と、親としての迷いと決意
不安を見せなかった娘の姿
驚いたのは、娘が特に不安がることもなく「やる」と二つ返事で答えたこと。
おそらく矯正中のぶるママの姿を日頃から見ていたため、ある程度のイメージができていたのかもしれません。
親の経験と気持ちの葛藤
ぶるパパは矯正経験がないため、装置着用時の違和感や見た目、痛み、そして長期間の制限に娘が耐えられるかとても心配でした。
ぶるママは自分の矯正の経験から「今必要なのか」という不安や、決して安くはない費用に対する不安がありました。
でも、「歯は一生もの」。娘が将来、自分の笑顔に自信を持てるようにとの想いが、背中を押してくれました。
おわりに:矯正が現実になった日
初診は、私たち家族にとって「矯正が現実になった日」でした。
まだ何も始まっていないのに、長い治療の道のりに圧倒されて、不安にもなりました。
でも今は、娘が自分で決めて前に進んでいることが何よりの希望です。
これから始まる矯正の記録を、同じように悩む誰かの参考になればという思いで、これからも綴っていきます。
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