G-Q162WK5JME 矯正器具をつけて2週間──がんばる娘と、支える家族の成長記録|小1娘の矯正はじめのいっぽ
小1娘の矯正記録

矯正器具をつけて2週間──がんばる娘と、支える家族の成長記録

ぶるぶる夫婦

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👉 初診でわかった矯正の必要性と費用|娘の歯並びと長い治療への第一歩

娘が矯正器具を装着してから2週間。

短いようで長かったこの時間の中で、娘のがんばりに驚かされると同時に、親として、自分自身が試される瞬間が何度もありました。

今回は、装着初期の体験を通して感じたことや、家族として乗り越えた小さなできごとを記録します。

予定より1か月遅れた装着スタートで気づいた大切なこと

体調不良で延期に。焦りと親の判断の揺らぎ

本当は4月にスタートする予定でしたが、通院日に娘が発熱。次の予約が取れず、1か月延期となりました。

焦りがなかったわけではありません。ちょうど生えていなかった前歯の横の歯がようやく出てきた頃で、タイミングを逃したような気がしていました。でも、発熱しているにもかかわらず「今日やる」と病院まで向かう娘の姿を見て、待合室で目を閉じて眠りそうな様子を見て、私は「やっぱり安全が最優先だ」と思い直しました。

病院に事情を伝え、予約を変更。冷静に考えれば当たり前の判断ですが、「周りが見えなくなっていた」と反省しました。親としても、何を一番大切にすべきかを改めて考えるきっかけになりました。

装着日は2025年5月15日。先生のひと言が娘の励みに

1か月後、無事に器具が装着され、娘は先生から「はじめてとは思えないくらい上手だね」と言われたことがとても嬉しかったようで、仕事から帰った私に嬉しそうに報告してくれました。その姿にホッとしたと同時に、「小さな体でがんばってるな」と胸がいっぱいになりました。

矯正器具がある日常で感じた小さな変化

食事の内容は変わらず、でもルールができた

矯正器具は食事や甘いジュースの前には外す必要があるため、食事内容自体はこれまでと大きく変わっていません。

歯みがきの丁寧さと親の姿勢の変化

ただ、親としては仕上げの歯みがきへの意識が大きく変わりました。歯間ブラシ、子ども用歯ブラシ、マウスウォッシュを使い、歯の裏や歯肉との間まで丁寧にケアしています。娘ががんばっている以上、私たちも手を抜きたくないと思うようになりました。

会話の変化と“慣れるまで”の家庭内ルール

器具をつけるとしゃべりづらさがあるようで、最初の頃はまともに会話にならないことも。今はだいぶ慣れて、取り付け・取り外しも自分でスムーズにできるようになりました。

現在、学校ではまだ装着していませんが、夫婦で「話すことやケアに慣れてから」にしようと話しています。習い事には1週間後から自分で装着して通っており、「友達に見せたい」という気持ちもあるようで、ポジティブにとらえてくれている様子に安心しています。

「痛い」と泣いた2日目。親としての学び

思い込みで判断した親の失敗

矯正器具をつけてから2日目の夜、娘が「痛い、つけられない」と泣き出しました。最初は「そんなはずはない」と思い、夫婦で試したり位置を調整したりしましたが、どうしても下の器具がうまくはまりません。

力が足りないのか、ズレているのか…。疑いながら試しても解決せず、娘はついに大泣き。詳しく聞いてみると、「ここが当たって痛い」と指さして教えてくれました。

歯科への相談で解決。正直な訴えを信じることの大切さ

一日前までは何ともなかったのに、と思いつつも「もしかして腫れて器具が当たってるのかも?」と考え直し、翌日すぐ歯科に連絡。診てもらった結果、器具を少し調整していただき、無事に痛みは収まりました。

このとき私は、子どもの訴えをすぐに信じてあげられなかったことを強く反省しました。親として、まだまだだと感じた出来事です。娘は正直に話し、真面目に取り組んでくれている――その信頼にもっと応えなければと、深く思いました。

矯正は親子で挑む長期戦。家族全員で成長中

甘やかしすぎず、見守りながら支える難しさ

矯正治療は、親にとっても「長期戦」です。

正直、「かわいそうだな」と思う瞬間はあります。でも、甘やかしてばかりでは矯正は進まない。優しさと厳しさのバランスを取ることの難しさを日々感じています。

これからきっと、娘は見た目のことや不便さ、友達との関係などで悩むことが出てくるでしょう。だからこそ、一番近くで支えてあげるのは家族の役目。娘だけでなく、私たち親も成長し、強くなる必要があると実感しています。

自主的に装着する姿に成長を実感

装着から1週間ほど経ったころから、娘は学校前や帰宅後など短い時間にも自ら器具をつけるようになりました。その姿を見て「この子はすごいな」と思いました。

笑い話も力になる。「入れ歯」と呼ぶ娘のセンス

ちなみに最近の我が家の笑い話。娘は器具のことを「入れ歯」と呼んでいます。「入れ歯じゃなくてマウスピースだよ」と訂正しているのですが、本人は気に入っているようなので、しばらくはそのままでもいいかと思っています(笑)。

2週間たって思うこと──矯正を始めてよかった

家族の絆と娘の前向きさに背中を押された

この2週間を振り返ると、「やっぱり矯正を始めてよかった」と思います。
娘は想像以上に強く、前向きに取り組んでくれていて、親の私たちも負けていられないという気持ちになりました。

我が家は一人っ子で、共働き。どうしても我慢させる場面も多いですが、家族の時間は大切にしてきました。その積み重ねが、娘のがんばりにつながっているのかもしれません。

「正解」はない。でも今の選択を信じて進む

幼い子への矯正には、たくさんの不安があると思います。金銭的な負担、治療の成果が出るかの不安、子どもが続けられるかという心配。
でも私は、「何が正解か」は誰にもわからないと思っています。

家族で話し合って出した“その時の答え”を信じて、必要なら方向転換すればいい。

逃げ道を作っていい。ゆるくてもいい。親がつぶれてしまったら、それこそ子どもはつらい。
私たち「ぶるぶる夫婦」の体験が、迷っている誰かの背中をそっと押せるよう、これからも発信を続けていきます。


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👉 子どもの矯正、やってみてわかった7つの“あるある”と親の本音

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